またまたお久しぶりです。ミライです。
前回、筋腫による重度の貧血は美容によくないよ!という内容の記事を書いてから約半年。
全く症状は良くならず、反対にどんどんひどくなってしまい、今に至ります。
今に至るまでの半年で、結局1番避けたかった『子宮全摘出』をすることを決め、行動に移すと決めるまでの過程を書いて残しておこうと思いました。
どうぞお付き合いくださいね。
目次
子宮筋腫による貧血治療 スタートしたけど・・・町病院編
ちょうど今から1年くらい前に、1度目の月経過多(自分で感じるほどの多量出血)のために、近所の婦人科に受診しにいきました。
その病院は町医者でいわゆる「クリニック」と呼べる小さな病院ですが、所属している先生は多く、毎日先生が違います。
かろうじて週5日いる院長は男性で、あとは全員女性ですが、まだ研修医あがりの若い子を多く抱えるような珍しい病院です。
私がほぼ緊急で受診した女医さんはまだまだ若く、20代らしき女性の先生でした。
そこで初めて【ジエノゲスト】という40代の女性でも使用できるホルモン剤を処方されました。
ジエノゲスト錠1mg「モチダ」は、黄体ホルモンと呼ばれるグループに属するホルモン
剤です。ジエノゲスト錠1mg「モチダ」は排卵を止めることで、女性ホルモン(エストロ
ゲン)の上昇を抑制する作用、月経痛や骨盤痛などの症状を抑え、やわらげる効果が
あります。
引用:持田製薬販売
しかし、私はこのジエノゲストで死んでしまうのではないか?という強烈な胸の痛みが起き、ひどい副作用に悩まされました。
処方され、服用したのは約3日間ですが、15分に1度くらい胸の真ん中に杭を打たれるような、電流が流れるような痛みが発生しました。
激痛自体は5秒~15秒程度でおさまるのですが、とにかく痛いし怖いです。いつ心臓が止まるか、心不全を起こすか・・・といった気持ちでした。
歩いたり食事をするなどの日常生活は可能なのですが、その激痛自体がジエノゲストの副作用では滅多にないらしく、病院や薬剤師さんもあまり信じてもらえず・・・
挙句の果てには「いい薬なんですけどね~」とその若い女医に言われ・・・いや、こちらは本当に激痛で生きた心地しないから!!!!無理!!!と半ばキレてしまいました。
次に行った女医さんには冷たくされつつも・・・
1つ目に行った病院にも信用している女医(50代らしき先生)がいるのですが、やっぱり人気で予約がなかなか取れない状態でした。
仕方ないので、セカンドオピニオンとして同じ地域の女医さん(ベテラン風)の病院に行きました。
この病院は女医さん1人でやっているので、これまた予約が取れない・・・ついでに子宮がん検診も受けられるので、少しガマンして1か月先の予約で受診しました。(まだこの頃は、量が多くても7~8日で出血は止まっていました)
子宮がん検診を受けつつも、月経過多の話をすると「大きくはないけど筋腫の場所が良くないし、数も多い。細かいのを見ると10個くらいあるよ」と言われ、絶句。
実は私、7年前に子宮筋腫の核摘出手術をしているんです。つまり『再発』です。再発はいいとしても、多発性でボコボコ状態というのは結構ショックでした。
この先生には即全摘を言われ、すべての治療法を否定されました。ジエノゲスト・ミレーナ・漢方など全部ダメと言い切られました。
急に言われた驚きもあり、その日は貧血改善の『リオナ』の処方をしてもらい帰宅。ショックのままどうしたらいいか、悩みました。
子宮全摘はいやだ!なんとか逃げきれないものか・・・
セカンドオピニオンの先生に言われたショックのまま、健康診断の月になったので、貧血状態のまま健康診断を受けました。
そこで問診があったので、問診の先生や採血の看護婦さんにも女性でしたので心の内を話ました。
そうしたら「やっぱり子宮を取るのは一大事だし、80歳すぎの女性が子宮脱で摘出する時も泣いたりしちゃうものね・・・後悔なく考えてね」と励ましてもらったり、逃げ切るのも頑張れるのなら有りとも言ってもらいました。
閉経までいけるか、考えてみた
閉経平均年齢は50歳。あと数年といえば数年だけど、55歳で閉経の人もいると聞くと、おおよそ10年近くになる・・・長いな、長すぎる。
かといって、40代後半で閉経をむかえる場合もあるとのことで、何ともいえない・・・。母親の遺伝もあれば同じような年齢になるかと思い、聞いてみたけど50オーバーで厳しいかも・・・。
こればかりは、医学的にもわからないようで、ホルモン値を測った所で「目安」にしかならないとのこと。う~ん、逃げ切るのは難しいのかもしれない・・・・
筋腫を小さくできないかを考えた
そもそも、筋腫が出来る原因が不明であるらしいけど、冷えがよくないというのをよく目にするようになりました。
冷えそのものが体によくないのは分かっているけど、それがダイレクトで子宮筋腫を作るものなのかな?と疑問を持ちつつも、温めることに挑戦してみようと思いました。
ここで漢方に挑戦してみるのですが、私の場合は効かなかった。というか、遅かったのかもしれません。もっと早く、前の手術の後から充分に気を付けたり、漢方を飲んでいたら違っていたかもしれません。
漢方自体は、すぐに効くものではないのですが、体は温まったと思います。冷え性が治ったなどはありませんでしたが、花粉症の症状が軽かったのと、飲んでいた最初の方の血液量は2か月ほどは正常~少し多い程度でした。
漢方でも抑えられず半年後に大量出血ふたたび
漢方に挑戦しはじめて半年くらいたった時、8月おわりに差し掛かったときの生理が終わらない・・・そして大量・・・
まず、漢方の先生と薬剤師さんに相談するも「漢方の考えは不要なものは出す、というものなので、体が拮抗している状態です。もう少し頑張ってみてください」とのこと。ちなみに2人とも男性です。
・・・・でも、結構大量ですけどね。
その助言をもらったのですが、生命の危機を感じたため、1番最初に行ったクリニックの別の先生を狙って受診しました。
『あ~、体が真っ白だね、これは鉄剤の注射しないと!!!』
ですよね・・・もう意識や判断能力が落ちるほどの貧血になりかけていました。ヘモグロビン値でいうと7.8とかだったかな。
そこから鉄剤注射に通う日々+レバーを食べまくる毎日が始まりました。同時にサプリと【レルミナ】が2週間分、処方されました。
レルミナが効いた!!これはいいかも!?
大量出血が嘘のようにピタっと止まったレルミナ。これ、最高じゃない?!
レルミナは偽閉経の薬で、前の入院の時には無かった保険適用になった新薬です。保険適用でも薬価が高く1か月1万はする薬です。
この時は「最高!」と思った薬に、今の私はまたひどい副作用で苦しめられてしまうのですが、またこれは別に書きますね。
レルミナをはじめて処方された時は、本当に神の薬だ!と思うほど感動したし、次の生理も量は普通~少し多いに戻ったので、このまま逃げきれるかも?!と思ったのですが、レルミナの効果が無くなると、また出血も増え・・・
今度の増え方は日数も増えてしまいました。
生理がない日が1か月に7日以内になってしまった
レルミナを経験後、一瞬だけど量が減ったと思ったら、なぜか生理の日数が増えた・・・なぜなんだろう・・・結局今まで大量に出てた分が減ったわけではなく、だらだらと出るようになってしまっただけのような~
ナプキンも蒸れるし、消費量も増えるし、ヘモグロビンはすぐに減るしであまり改善はされませんでした。
ついにベットが血の海に!!!
日数が増えただけならまだ、頑張って貧血と戦えばいいや。と思っていたのだけど、ついに寝ている時にまで大量出血をするようになってしまいました・・・
「ん?なんか背中が冷たい・・・うちの猫がおもらしでもしたかな?」なんて手を伸ばすと、手が血だらけ。
『なんじゃこりゃ~~~~!』飛び起きたらベットは血の海、パジャマも血だらけ。この辺りから安心して睡眠をとることが出来なくなってきました。
勿論、夜用ナプキンの市販のものの最大サイズ40センチと、横漏れ防止で20センチナプキンを付けた完全防備状態のつもりでも、5時間後には血の海を作る量が出てしまうようになりました。
ただし、1日1回、このくらいの量が出るとその後24時間は、ほとんど出なくなる(20センチサイズで間に合う程度)ので、よく分かりませんでした。
1度出血し始めると、夜用ナプキン30センチが1時間ほどしかもたないほどになります。その時は外出もできませんし、トイレと部屋の往復しかできません。
つまり日常生活にかなり支障が出てしまったので、ここで全摘出に心が決まり始めます。
つづく